描かれた海苔づくりの風景

平成26年11月18日(火)~27年3月15日(日)

江戸時代中期に始まった海苔づくりは、江戸近郊の風物として、たびたび絵画の題材に取り上げられてきました。
 江戸時代の浮世絵からは、東海道を行きかう人々の目に映っていた海苔づくりの様子が見て取れます。絵図を添えた版本や図書からは、それぞれの時代の海苔づくりの手順や道具を知ることもできます。今回の企画で紹介する描かれた道具や手順と、常設展示の実物の道具類とを見比べ、その相違をご覧ください。
 また、東京で海苔づくりが行われていた頃までは、埋め立ての進んだ今とは異なり、海は人々の生活の近くにありました。海と共にあったくらし、日常と共にあった海苔づくりの風景を楽しんでいただければ幸いです。
 なお、浮世絵等の絵画資料は、長期の展示による退色を避けるため、複製にて展示しております。



大森ふるさとの浜辺公園の生き物たち    再生された海辺の環境の移り変わり

平成26年7月23日(水)~11月16日(日)

 大森ふるさとの浜辺公園は、平成19年に新設された海に親しめる公園です。公園の開設に当たって、大田区民との意見交換のワークショップを重ね、区民に魅力ある公園づくりをめざしました。開園して8年目、近隣住人の散歩コース、親子連れの磯遊びや浜辺の生き物探し、友達や家族のくつろぎの場など、多くの方々に親しまれる公園になっています。

 ふるさとの浜辺公園では、施工前から現在も継続して浜辺の生き物や水質の調査が行われています。10年近い調査によって、海の環境がどのように移り変わってきたのかが明らかになってきました。
今回の展示では、その調査の様子や調査結果、標本などを使って、生き物の命を育む豊かな浜辺を紹介します。この展示を通して、身近な自然環境に親しんでいただければ幸いです。

 今回の企画開催にあたりましては、調査を継続的に実施してこられた東海大学教授 木村賢史氏(平成26年3月退官)、及び五洋建設株式会社様にご協力をいただきました。また、パネル作成や標本作りには、木村教授の指導学生(当時)の皆さんが携わられました。多大なご協力をいただきました方々に御礼申し上げます。
なお、今後、五洋建設株式会社は東京海洋大学河野研究室とともに魚類を中心にした調査研究を行っていく予定とのことです。

 



大森 海苔漁の原風景

平成26年3月18日(月)~7月21日(月・祝)

  今から50年以上前、高度経済成長の波が押し寄せる中、大田区の海辺は海苔生産の中心にありました。

 当時、大学で写真を学んでいた日高青年は、被写体を求めて大田区大森を訪れ、自分が住む大田区にこんな世界があったのかという新鮮な驚きに遭遇します。そこで撮影された写真は、海で奮闘する若き生産者、労働の合間の楽しい語らい、子供たちの無邪気な笑顔、家族の支えなど、海苔生産と共にくらしていた人々の息遣いが伝わってくるようです。
 この度、長らく未公開だった日高勝彦氏撮影の写真約30点を初めて展示します。多くの方々に、当時の海苔のまち大森の息遣いを感じてもらい、確かにあった海苔漁師のくらしを知っていただければ幸いです。
 今回の写真展開催にあたり、貴重な写真をご提供いただきました日高勝彦氏に御礼申し上げます。


大森 海苔のふるさと館   〒143-0005 東京都大田区平和の森公園2-2     Tel 03-5471-0333 Fax 03-5471-0347