海苔養殖の一年 昭和の古写真より

平成29年11月21日(火)~30年3月18日(日)

海苔養殖は江戸時代に品川から大森の沿岸部で盛んになったとされています。そして、その技術は全国各地に伝わり、新たな海苔生産地の開拓に大きな影響を与えました。しかし、港湾整備計画や漁場環境の悪化などの様々な理由から、昭和37年に漁業権放棄が決定し、翌38年の春に最後の海苔採りを行い、約300年にわたる大田区の海苔養殖の歴史は幕を閉じることとなりました。
海苔の収穫時期は11月から3月という短い期間ですが、その他の時期には、養殖道具の手入れや漁場の整備など様々な作業が行われていました。
そこで今回の企画展では、昭和10~30年代に撮影された写真のパネルを展示し、海苔養殖作業の様子を紹介します。展示を通じて海苔養殖の一年の流れや当時の風景をご覧いただき、かつて大田区の一大産業であった海苔養殖に想いを馳せていただければと思います。


 



海の生き物イラスト展 鈴木勝久作品展

平成29年7月19日(水)~11月19日(日)

 

大森 海苔のふるさと館では、これまでの企画展で「大森ふるさとの浜辺公園の生き物展」、「海藻おしば展」などを開催し、海の生物に関する展示を通じて、海苔を育む海の生態系や環境について紹介してきました。
今回の企画展では、多くの海の生き物のイラストを手掛ける鈴木勝久氏にご協力いただき、鈴木氏の描いたイラストの原画およびイラストが使われたポスターやカレンダーなどの作品を展示いたします。本物を見ながら描かれた作品はウロコの1枚1枚まで細かく描き込まれています。鈴木氏のイラストは図鑑などにも使われており、多くの人が一度は目にしたことのある、馴染み深いものばかりです。
本展示を通じて海の生き物の多様性や美しさに目を向けてもらい、それらの生息する海の環境について考えるきっかけとしていただければ幸いです。

今回、ご協力いただきました鈴木勝久氏には厚く御礼申しあげます。

 

 



海苔漁師の仕事着

平成29年4月18日(火)~7月17日(月祝)

海苔生産は、一年を通して体を使う厳しい作業でした。夏は暑さの中のヨシ刈り、秋は船一杯に支柱や網を乗せて漁場準備、冬は寒風の吹く海上での海苔採りなどが続きました。
そのような作業をする時には、体を保護したり、汚れを防いだりするために、ボータやコテッポ、前掛けなどの仕事着を身につけていました。また、防寒にも日よけにもなる手ぬぐい、防寒のボロテといった布製品なども作業に合わせて使い分けていました。それらには、作業を行うのに適した工夫が施されています。
本展示では、当館所蔵の国指定重要有形民俗文化財、及び元海苔生産者から寄贈された資料を中心に、上着をはじめとする仕事着や作業用の布製品を紹介いたします。展示品を通じて、作業を支えた仕事着の工夫、重労働であった海苔生産について、改めて知る機会となれば幸いです。  

 

 


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